反対する理由

 差別的発言は、誰によってもされるべきものではありません。「ヘイトスピーチ」は解消されるべきものです。

 ですが、「本邦外出身者」に対するヘイトスピーチへの勧告や罰則についてだけ明記されているのは何故なのでしょうか。

 

 ヘイトスピーチ条例は、どちらを守ってくれるのでしょうか。


 人権を守る。それは、すでに権利として全ての人に与えられています。それが根本にある限り、ヘイトスピーチが許されるものではないと認識できるはずです。

 この条例によって、本邦出身者と本邦外出身者が理解し合うことを妨げてしまう可能性もあるのではないでしょうか。


 わたし達は、ヘイトスピーチを容認しようとしているのではありません。

 差別の一因となりうるものに異議を唱えたいのです。

 「ヘイトスピーチ条例」を根本から否定しているのでもありません。

 その“在り方”に疑問を感じているのです。